- 「無在庫転売」という表現の他に”無在庫販売”や”無在庫物販”とも呼ばれていますが、本記事の趣旨における大凡の意味合いは同じな為、表現は”無在庫転売”に統一しています。
『ヤフオクの無在庫転売がノーリスクで誰でも稼げる』って聞いたんですが、本当にそんな旨い話があるんでしょうか?
無在庫転売は、初心者でも比較的簡単に稼げることで人気の副業です。
この記事を読んでいるあなたも、少なからず無在庫転売について何かしらの興味があるはず…。
無在庫転売は、商品を仕入れる前に出品し、売れたら商品を仕入れるので、有在庫物販と違って在庫を抱えるリスクが無く、効率よく稼ぐことができますよね。
しかし、根本的な話をすると、この無在庫転売は一部ショップの規約違反に該当しており、ヤフオクも例外ではありません。
ヤフオクで無在庫転売がなぜバレるのか、バレるとその後どうなってしまうのかを中心に解説しています。
ヤフオクで無在庫転売を行う前にしっかりと本記事の内容を理解しておいてくださいね!
記事の作成者:いちたろについて
本記事を書いている私は、ブログと投資をメインに資産形成に取り組んでいる副業歴7年目の会社員です。
これまでに副業コンサルで、100名以上の方と対面で副業相談を行ってきた経験があります。
副業に関するリアルな悩みをたくさん聞いてきた経験を活かして、みなさんに「参考になった」と言っていただける記事提供を心がけています!
この記事はサクッと5分程度で読める記事です♪
ヤフオク無在庫転売とは
無在庫転売とは、在庫を持たない状態で販売先に出品し、購入された時に初めて該当商品の仕入れを行って発送します。
- 仕入れ先がAmazon、販売先がヤフオクの場合
ヤフオクに出品→サイト利用者が購入→Amazonで仕入れ→発送
このように、在庫を抱えることが無いので、無駄な資金を使わず効率的に稼げるのが大きな特徴です。
- 在庫を抱えることがない
- 購入者決済後に商品を仕入れるから赤字にならない
- 仕入れ先(Amazonや楽天)から直送するから配送準備の手間がいらない
- 仕入れ先から直送することで配送・梱包費用が節約できる
これだけを見てると、やらない理由が浮かびませんねw
ヤフオクでの無在庫転売は規約違反
やるやらないは自己責任ですが、ヤフオクでの無在庫転売は規約違反です。
以下『ヤフオク!ガイドライン』の通り、”商品が手元にない状態で出品すること”が禁止ということがわかります。
次いで、メーカーからの直送が禁止されていることもわかりますね。
ヤフオク無在庫転売はなぜバレる?
そもそも何で”無在庫”だという事がバレるんでしょうか?
代表的な例として、以下3つが挙げられるよ!
- Yahoo!の不正チェックツールに検知される
- Amazonや楽天などの仕入れ先の段ボールや納品書
- ネットユーザーから通報される
Yahoo!の不正チェックツールに検知される
ヤフオクでは、日々出品される様々な商品をツールでチェックしています。
そのツールは”不正チェックツール”と呼ばれており、出品物に異常や不正がないかを見分けています。
例えば、『新規開設のアカウント』『評価数が少ないアカウント』が短期間で大量出品を行なうと、不正チェックツールに検知されて一時的な出品停止になってしまいます。
検知されると、ヤフオク運営側から商品の在庫確認を行なわれたりするようで、これに対応しないと出品停止を解除することができません。
Amazonや楽天などの仕入れ先の段ボールや納品書
無在庫転売では、仕入れ先から直送するため、仕入れ先の会社名が入った段ボールや納品書を購入者が見ることになります。
Amazonでは、現在納品書を入れない仕様になっていますが、皆さんご存知の”あの箱”で購入者に届きます。
ヤフオクで購入したのに、Amazonの”あの箱”が突然家に届いたら「ん?」となりますよね。
不審に思った購入者が問い合わせなどを行なったりして発覚するパターンも珍しくないようです。
ネットユーザーから通報される
5chで「ヤフオク違反出品通報スレ」があるように、何も購入者とヤフオク運営だけを警戒すれば良いということでも無さそうです。
例えば、画像や説明文をAmazonや楽天からそのままコピペして出品していると、「これ楽天で見た」「Amazonと同じだ」と一般のネットユーザーに発見されて通報されるケースもあります。
ヤフオク無在庫転売で課せられるペナルティ
ヤフオクのガイドラインに違反した場合、以下3つの内、いずれかのペナルティが課せられます。
- 出品制限
- 利用停止
- Yahoo!JapanのID削除
順に解説していきます!
出品制限
”出品制限”になると、出品中のものはすべて取り消され、新規出品、再出品も一時的に利用できなくなります。
自分に非がなければ、ヤフオクに問い合わせることで簡単に復活できますが、自分が無在庫転売をしている以上、自分に非がないということはあり得ません。
利用停止
”利用停止”になると、出品中のものはすべて取り消され、ほとんどの機能が使えなくなってしまいます。
利用停止になっても商品発送が完了していれば、その分の商品代金は支払われるようです。
しかし商品発送前に利用停止になると、購入者と連絡が取れなくなってしまうので、商品発送をすることもできなくなります。
Yahoo!JapanのID削除
”Yahoo!JapanのID削除”になると、ヤフオクだけでなく、Yahoo!が展開する全てのサービスが利用できなくなります。
ID復活は不可能のようなので、新たにID作成の申請をするしかありません。
無在庫転売をするために、新規IDを取得し直すのは、かなりリスクがあります。「どんなリスクなのか?」を次項で解説しています!
ヤフオクの無在庫転売は最悪の場合逮捕される?
無在庫転売を直接取り締まる法律が現状ないため、違法にはならず、ヤフオクなどが独自で設ける規約違反に該当します。
ヤフオクで無在庫転売が発覚した場合には、前項で解説した通りアカウント停止などの何らかのペナルティが課せられますが、基本的に逮捕されることはほぼないと言っていいでしょう。
ですが、中には一度アカウント停止になったにも関わらず、別アカウントや新規アカウントで無在庫転売を何度も繰り返すという悪質な人もいるようです。
こういった悪質な行為には、偽計業務妨害罪(3年以下の懲役又は50万円以下の罰金)にあたる可能性があるので、逮捕される可能性もゼロとは言い切れません。
偽計業務妨害罪
偽計業務妨害罪が成立するための要件は3点です。
偽計を用いること、他人の業務を妨害すること、故意があること。
(中略)実際に業務妨害の結果が生じる必要はなく、業務妨害の危険があるだけでも本罪の成立は妨げられません。
https://osaka.vbest.jp/columns/criminal/g_other/5421/
”偽計を用いる”を分かりやすく言うと「人を騙す行為」と言うことです。
「規約違反だと分かっていて、別アカウントで同じことを何度も繰り返す」と言うところがポイントになりそうですね。
まとめ
「無在庫転売は赤字にならないからノーリスク」なんてことを良く言われますが、実際はそれ以外のところで大きなリスクを含んでいましたね。
今でも見つかっていないだけで、ヤフオクで無在庫転売をしている人は一定数いると思われます。
しかし、ここまで解説してきた通り、ヤフオクでの無在庫転売は”常に規約違反状態”でいつバレるかわからないビジネスです。しかもバレてしまうとそれなりのペナルティがありますし、何度も繰り返すことで最悪逮捕の可能性も出てきます。
私個人の見解としては、全く「ヤフオク無在庫転売」をオススメしません。
ただ、無在庫転売を規約で禁止していないところもあるので、もし無在庫転売をやってみたいと思う方が居られれば、まずはそのショップの規約・ガイドラインを確認してから行うようにしましょう。
最後までありがとうございました♪
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